チャイルドマインダーの資格・通信講座
チャイルドマインダーは保育士よりも手軽な「民間保育関連の資格」
チャイルドマインダーとは、英国生まれの「家庭的保育」を行うための資格の一つです。英国では100年以上の歴史を持つシステムであり、家庭での保育に欠ける子どもを預けて利用しているひとが、全英の子育て家庭の70%を超えるという統計もあります。ベビーシッターと異なるのは、預かる子どもさんの年齢が「0歳から12歳まで」と幅広い点です。
保育預かりの際には、チャイルドマインダー、一人当たりが対応する子どもの数も子どもの年齢に応じて1~3名までという規定があり、子どもさんの安全と情緒面での安定を大事にした保育を行うことができるとされています。チャイルドマインダーは、預けられる子供にとっては、「第二の母親」のような、重要な子育てサポーターと位置付けられています。
チャイルドマインダー資格のメリット
チャイルドマインダーの資格がある、ということは、「家庭的保育」ではあっても「保育のスペシャリスト」であることを証明できるメリットがあります。保育士や幼稚園教諭と比べると、チャイルドマインダーの資格は取りやすいため、「保育士とか幼稚園の先生のような仕事はしたいけれど、資格を取るのが大変」という理由で諦めている人には魅力的な資格と言えるでしょう。とくに、保育対象年齢が小学校6年生までと広いことも、魅力だと思います。
チャイルドマインダーは、自宅での保育を基本としているので、勤務時間帯に融通が利くのも良いところです。自分の生活をキープしながら、自分のペースで仕事をして行けるのは良い店でしょう。民間の保育施設の中には、チャイルドマインダーの有資格者を、国家資格である保育士資格の次点と認識しているところもあるため、無資格であっても転職の時に優遇されるメリットも期待できます。
反面、民間資格としては取得費用は高い方になり、通信教育だけでは取れない学校もある点が少し厳しいところかもしれません。子どものケアをするための技術が必須ですから、本やDVDなどの情報だけでなく、実地に経験してみて身に着くことが多いと考えれば無理もないとも言えます。通学することで身に着くものもありますから、結果的にはメリットが得られるとも言えます。
チャイルドマインダーの資格を取るには
チャイルドマインダーの資格は民間の資格スクール各校で資格講座が行われています。費用は保育関連の民間資格の中では高いほうになります。その代り、内容は充実しており、しっかりした学習とスキルの習得ができると考えられます。
資格講座は、通学と通信の両方が利用できるところもあり、一部の講義内容は自宅で教材を使って学び、課題提出をすることで進められるものもあるようです。また、メールやビデオチャットで疑問点に関する質問受付を行ってくれる学校もあります。これらはスクールごとに対応が異なりますから、受講の前に詳しく確認しておくようにするとよいでしょう。
チャイルドマインダー講座では、受講修了すると、スクールがサポートするチャイルドマインダーネットワークに加入することで、利用者を紹介してもらえる仕組みもあります。登録にも別途13万円ほどの費用が必要になります。資格を取っただけでは、すぐに自宅保育を利用してくれる人ができるわけではありませんから、ネットワークに入ることで、顧客が見つかりやすくなるという利点があります。
チャイルドマインダー 資格取得者の声
3件の口コミ評判が見つかりました。
この仕事の醍醐味は、お迎えの時ですね。顔なじみの子どもさんだと「おばちゃーん」って甘えてきてカワイんですよ。ママがお迎えに来てくれると、ほっとした顔をして「ママ!」って飛び出していくのを見て、「お助け役もいいなあ。」とニンマリしています。