ベビーマッサージの資格・通信講座
母と子の「絆」を深めるベビーマッサージ
ベビーマッサージは、赤ちゃんにママが素手で撫でる、さする、圧すなどの刺激を与えることで、赤ちゃんの発達を助け、健康にも良い効果を与えると言われる手技です。マッサージそのものの効果に加えて「アタッチメント」と呼ばれる、「母と子の絆」を深める効果があり、ベビーマッサージを通して、ママの愛情を赤ちゃんに伝えることができます。
もともとは1970年代に、フランス人の精神科医で産科医でもあるドクター・ルボワイエがインドのベビーマッサージを欧米に紹介したことがきっかけになってベビーマッサージが広まっていきました。ドクター・ルボワイエは、インドにおける出産方法、育児方法の調査を通して、ベビーマッサージの効果を紹介しました。その後、欧米の学者の間で熱心に研究が行われて、次のような効果があると判明しています。
- 赤ちゃんの脳と身体の発達を促す
- 赤ちゃんのリラックスとストレス解消を助ける働き
- 赤ちゃんの免疫システムの向上
- 内臓機能、運動機能を高める
- 母子双方の「バーストラウマ」を癒す
- 親の精神を安定させ、育児への自信を育てる
- 親の体の血液循環を活性化し、リラックス効果を生み出すことで体調を良好に保つ
マッサージをすることで、親子の関わりを作り、更にマッサージによって、赤ちゃんの存在を理解しやすくなり、母親の育児に対する姿勢や心の健康まで良い効果がある、とされています。
ベビーマッサージ資格のメリット
ベビーマッサージの技術を身に着けることは、それ自体が赤ちゃんの世話をすることや、子育てに大きな利点があります。自分自身が親として、わが子の世話をする上でリラックスをしやすくするほか、乳幼児期の子どものケアについても、より深く理解して良い親子関係を構築するのに役立ちます。 また、保育士や看護師、保健師などの資格と一緒に取得すると、これらの資格で就職・転職するときに有利に働きます。
ベビーマッサージの資格は公的なものではなく民間資格なため、この資格を持っていることで直接的な開業等には結びつきませんが、子育て支援関連事業を行う公的・民間の施設で、講座を開いて講師になることもできますし、子育て関連イベントでの講座や、サークル活動なども行うことができます。
ベビーマッサージの資格を取るには
日本国内におけるベビー・マッサージについては、いくつかの民間団体がベビー・マッサージの通信講座を開設しています。これらは主にDVDとテキストによる講座のカリキュラムと、修了認定のための筆記試験によって資格を取ることができるようになっています。一部の民間団体では教室型講座を開設していて短期間で集中的に学ぶことができる場合もあります。受講期間は最短で2か月、平均すると6か月程度のところが多くなっています。
赤ちゃんに関わる資格のため、スクールの場合でも様々なサポート体制が用意されていて、子連れでの受講ができるところや、保育施設の紹介をしてくれるところなどもあるようです。受講する前に見学や相談ができるスクールが多いので、下調べをしてから受講先を決めるとよいでしょう。
ベビーマッサージ 資格取得者の声
3件の口コミ評判が見つかりました。
子どもと一緒に近くのスクールで学びました。通信教育に所定回数の実技のためのスクーリングで、半年くらい通ったと思います。講師の資格を取ってからは、サークルで定期的にベビーマッサージの講座を開いて講師を務めることで、収入にも結び付きました。その後一時預かり施設に再就職して、今は、勤務先のイベントや母親講座の一環としてベビマ講師を務めています。
1日中、泣いてばかりだったむすこが、マッサージするようになってから何だか機嫌が良くなるようになっていきました。日に日に、体の動きも変わってきて、なんだか「これだ！」という気がしたんです。笑うようになると嬉しくて、日に日に息子がかわいく感じられるようになっていきました。同時にイライラも減っていったと思います。最初は近くの保育センターのベビマ教室に通い、自分でももっと学びたくなってきて、息子の保育園入園と同時に通信講座に申し込んだんです。
今は、あの頃の悩みが嘘みたいで、息子も「心配ないよ」といわれるようになりました。
