介護の転職
2016年12月16日
病院勤務の介護士に転職したい!志望動機や面接・自己PRのコツ&例文紹介
介護士として働く場所は介護施設や訪問介護などのほかにも、病院勤務で介護の仕事をすると言う働き方があります。介護の仕事と言うと介護施設などで働くことをイメージする人が多いのですが、病院で看護補助者や介護助手として働く方法があります。病院と介護施設の最大の違いは、病院が治療目的のための場所で医療的な行為を必要とする人がいる場所であるのに対し、介護施設は高齢者が生活するための場所だという点です。一般的には病院のほうが大規模で医療職をはじめ様々な職種の人と共に働くことになります。
病院勤務の介護士の主な仕事
食事や入浴、排泄といった身の回りの世話や、医療行為とは違う業務を看護師の手伝いをする形で行うのが病院での介護職の主な仕事です。食事や入浴、排泄といった基本的な身の回りの世話や医療行為とは違う業務を看護師の補助をする形で行うのが病院勤務の介護士の役割です。
入院患者の体を清潔の保つためのケアや排泄ケアなどが中心ですが、治療が目的の病院ではどちらかといえば後回しにされがちな生活面での環境を整える役割なども求められることがあります。実際に行う仕事の内容自体は、基本的には他の介護施設で行われているものと大きく変わるものではありませんが、治療の必要な患者のためのケアになるので、かかわり方に細かな気配りが求められる場合が少なくありません。
病院で働くことのメリット
病院で介護士として働くことのメリットとしては、まずは病院の規模にもよりますが、通常は介護施設に勤務するよりも給料面での条件が良くなることが多く、介護施設にはないような福利厚生などの恩恵が受けられることもあります。仕事はまずは医師や看護師がいて、そのサポートをするために介護士が看護補助者として働くことになるため、長く勤務していずれは管理職を目指したいといった人にはあまりオススメではないといえます。
しかし介護施設などとは異なり病院には医師や看護師がいるため、入院患者の体に急変があってもすぐに医療的な処置をしてもらえるので安心です。また、治療のために入院している患者にとっては入浴や洗髪というのは数少ない心地よい時間です。そんなときに患者からお礼を言われたり、長期に入院中患者の家族と顔見知りになってねぎらいの言葉をかけてもらったりするときに病院勤務することの喜びと生きがいを感じるという人は少なくありません。
病院勤務に転職するときの面接対策
給料面での条件のアップなどに魅力を感じるとしても、病院勤務の面接の際にあまりその点だけをあからさまにアピールすることは避けるようにします。病院側としては治療中心の病院でのケアになりがちなところに、入院患者の生活面での環境を整えてくれる人を求めていることが多いため、転職ならば介護施設で培った技術によって高齢者の生活の環境を整えるのが得意だといったことをアピールするのが効果的です。
もちろん病院と言ってもそれぞれに求める人材は異なるので、転職を希望する病院がどんな雰囲気でどんな人材を求めているのかということは、自分自身で相手側の意向を読み取ることが必要です。また、病院での勤務に際しては介護施設と異なり医師や看護師をはじめとして理学療法士や作業療法士など様々な専門職と仕事を共にすることになるため、どんな人とも積極的に円滑な人間関係を築ける能力はとても大切なポイントになります。
面接では他の職種の転職活動と同様に、相手に明るくはきはきとした良い印象を持ってもらえるような態度で接することが基本です。いくら病院勤務で給料面などでの条件が良くなる可能性があるとしても、介護施設で働くときとは違った大変さも喜びもあり、柔軟な発想が出来る人で、様々なスタッフと共にスムーズに仕事をすすめられる人が求められているといえます。