介護の転職
2016年12月15日
腰痛で転職したい介護士におすすめ!腰の負担が少ない介護業界の仕事まとめ
高齢者人口が増え続ける状態の中で介護職はさらに需要が高まっているのですが、せっかく就いた介護の仕事なのに、あっさりと諦めて辞めてしまう人や、おなじ介護職の他の職場へと転職する人と言うのはけして少なくありません。職場を変わろうとするきっかけは人それぞれだと思いますが、身体的な負担が大きいということも多くの人が挙げる理由のひとつです。そして介護職を悩ませる体の不調で多いのが腰痛です。
介護職に腰痛が多いといわれるのは何故?
介護の仕事が好きで仕事を始めたのに、腰痛がひどくなって退職を考えているという人も多いといわれています。介護職として働くは人は女性の割合が多く、自分では力を入れて体勢を維持できない利用者を支えたり、オムツを交換するといった作業のときにも、自分とおなじくらいか時にそれ以上の体重の人の体を中腰の姿勢のままで支えたり持ち上げたりといった作業が必要になるため、どうしても腰に負担がかかってぎっくり腰になったりする人が多いのがその原因です。
仕事を休職しなければならないほどの激しい痛みではないとしても、慢性的な腰痛に悩まされ、様々な方法で痛みと付き合いながら仕事を続けているという人もいます。けれども腰痛が激しくなると、仕事に支障をきたすだけでなく普段の生活にも影響を与えてしまうこともあり、仕事を続けるかどうか悩んでしまうことに繋がるようです。
自分で出来る腰痛対策を試みる
介護職を悩ませる持病の1つ腰痛は、いわば職業病とさえいわれています。体の自由のきかなくなった高齢者の世話をすると言うのは、実際にかなりの重労働で腰に負担のかかる作業が少なくありません。でも、だからこそ正しい知識を身に付けて、腰に負担がかかり過ぎないように注意することが必要です。まずは腰痛を予防するために、自分が無理な体勢で作業をしないようにすること、そして利用者にとっても介護者にとっても安全に行える介助を行うことが大切です。
たとえば利用者の体を持ち上げるときも、なるべく自分の体と利用者の体を近づけることで腰にかかる負担を減らすことが出来ます。介護の現場は重労働が多いのは確かですが、どこに力を加えればより少ない力で腰に負担をかけずに作業できるかを理解して仕事をする事が重要です。腰痛を起こさないように腹筋と背筋をバランスよく鍛えて筋肉をつけておくことも効果的です。また、腰を保護するために腰痛予防のコルセットを利用することも、腰周りの筋肉の不足を補う効果が期待できます。
腰への負担が少ない介護の仕事とは
介護の現場で働いて腰痛に苦しんだ結果、職種を変えたりする人もいます。でもせっかく身に付けた介護の知識や技術があるのなら、おなじ介護職でも体に比較的負担の少ない仕事を選ぶということも選択肢の一つです。たとえば身体介護だけでなく生活援助の割合の多い訪問介護の仕事や、自宅から通所してすごしてもらうための通所介護の仕事も、一般の介護施設と比較すると身体介護が不要な人が多いため、体への負担が軽くて済みます。
さらに、介護職の中でも介護事務などを選べば現場での利用者をケアする仕事とは異なり経理や認定の申請などに関する事務が中心なので体への負担はより少なくて済みます。
仕事を変えようとする前に出来ること
それでも腰痛がつらくて転職を考えるのなら、まずは今の自分の体の状態でどの程度までなら働くことが出来るかを把握することが必要です。たとえば慢性的に人員不足の職場で、一人にかかる身体的な負担が大きいことが原因なら、スタッフの数が適正に配置されている職場を選べば十分に働き続けることが可能な場合もあります。腰痛は介護職にとって職業病だといわれますが、職場の環境によっても腰痛などの起こりやすさは大きく変わってきます。