介護の転職
2016年09月24日
ショートステイの特徴は?気になる介護士の仕事内容や役割、給与について
介護の必要な人が施設入所ばかりでなく基本的には在宅介護を受けている場合、介護者が急な用事などの事情によって一時的に介護を出来ない状況になることがあります。
そうしたときに利用するのがショートステイと言うサービスです。たとえば介護者が旅行に行ったり冠婚葬祭などで一時的に自宅を数日間空けなければならないとき、家族の介護が難しいときに短期間利用できるのがショートステイです。
ショートステイを利用するメリット
介護を受ける側にとっては家族などの普段介護をしてくれている人が不在でも食事や身の回りの世話をしてもらえるので安心してすごすことが出来ます。
普段介護している側にとっては用事で家を空けなければならないような事情があるときはもちろんですが、日々介護に追われて生活する中で、介護者が疲れて体を壊してしまう前に、時には介護の仕事から解放される時間を作るのも大切です。
特にほとんど一人で介護を担っている人は上手に自分の時間を作りリフレッシュするために時には介護を忘れて旅行に出かけるといったことも出来ます。不在の間も家族に代わって食事や入浴などの日常的な世話をしてもらえるので安心できます。
また、将来的に老人ホームのような施設への入居も検討するには、普段は在宅介護で家族以外と接することがほとんどない状態よりも、ショートステイを利用することで集団生活のための練習になることもメリットの1つです。
ただし、ショートステイは多くの施設で利用希望者がとても多い状態のため、利用を考えているのであればなるべく早めに申し込んでおくことが必要です。利用するためには介護の必要度合いに応じて介護状態が重度の人や介護の必要度合いの高い順に優先的に受け入れるところもあるので特に利用する日程が決まっている場合にはきちんと早めに申し込みをする事が欠かせません。
ショートステイで受けられるサービス内容
ショートステイで受けられるサービス内容は施設によって異なるのですが、一般的には朝食後に健康チェックを行い、そのその人の体調に合わせて体操やリハビリなど、そして入浴も行います。
昼食を取った後には医師の定期健診などが入ることもあり、午後にはおやつやレクリエーション、また個人向けのリハビリなどが組まれることもあります。そして夕食をとったら口腔ケアを受けて就寝するといったサービスが一般的な一日の流れの中で受けられます。
ショートステイで働くために必要なスキル
ショートステイは現在とても人気の高い介護サービスのため、介護職の需要も高い職場です。ショートステイにも日常的な介護をメインに行う短期入所生活介護と、リハビリなどの身体機能向上をメインに行う短期入所療養介護の2種類があります。
ショートステイで働くためには、絶対この資格が必要と言うものはありません。そのため特に資格を持たずに介護職として働く人も少なくないのですが、職場で責任ある立場をまかされたり、給料面での条件を格段によくするためには介護福祉士などの国家資格を取得するのが断然有利です。
ショートステイはデイサービスやデイケアといった介護サービスに比べると、一日を通して考えられるあらゆる介助を網羅する必要があります。そのため日常的に想定できるあらゆる介助手法を取得することが求められる職場です。
だからこそ施設の経営者側としては知識と経験の豊富な有資格者を雇用することを希望するし、資格を持たない人とはおのずと給料などの点などで差別化を図ることになります。滞在時間がデイサービスなどよりの格段に長くなるため、コミュニケーションスキルの高い人が求められるため、メンタルケアトレーナーなどの資格も評価が高くなります。
給料面では一般的には平均年収で300万円前後が中心ですが、プラスアルファの資格を持っていたり、効率的に転職することで、場合によっては月額で手取りが30万円ほどの給料が見込まれるケースもあります。