介護資格
2016年08月19日
認定ケアマネージャーになるには?メリットは?介護支援専門員のキャリアアップ
認定ケアマネージャーという資格をご存知でしょうか?認定ケアマネージャーの資格を取得すると、ケアマネージャーとしての実力や知識を磨いたり、キャリアアップがしやすくなったりとメリットがたくさんあります。そのため、介護の世界を極めたい人なら、取っておきたい資格のひとつといえます。そこで、認定ケアマネージャーになる方法や、資格を取得する具体的なメリットなどについて、ご紹介します。
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認定ケアマネージャーとは?
認定ケアマネージャーとは、ケアマネージャーの質を高めるために2004年に作られた民間資格です。人材育成・利用者をとりまく環境開拓・利用者のニーズに合ったサービスを提案など、総合的なケアマネジメント能力を育成・認定する資格です。2015年6月の段階で712名の認定ケアマネージャーがいるそうです。
認定ケアマネージャーになるためには?
認定ケアマネージャーになるためには、一定の条件を満たした上で、資格試験に合格する必要があります。資格を申請する際の条件は以下の通りです。
- ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格をもっている
- 日本ケアマネジメント学会の会員で、ケアマネージャーとしての実務経験がある
- ケアマネージャーとしての実務経験が3年以上または通産3年以上の実務経験がある
以上の条件を満たしている場合には受験資格があるため、試験にチャレンジしてみましょう。
試験を受けるにあたって、受験申請と書類審査を受ける必要があります。受験申請の際には、必要書類の他に、担当事例や資格試験用事例を3例提出しなければなりません。資格試験では、提出した事例に関する質疑をする形で行われます。詳しい部分まで掘り下げられる可能性があるため、具体的に答えられるようにしておきましょう。
認定ケアマネージャーの試験は、5年ごとに更新手続きが必要です。更新にあたって、学会研究大会や所定の研修参加実績が30点以上必要になるため、無事に更新できるように自分を高める努力をしていくことも大切になります。
認定ケアマネージャーの資格を取得するメリット
認定ケアマネージャーの資格を取得すると、主任ケアマネージャーになるために必要な赤いご支援専門員従事機関が5年から3年へと短縮されます。主任ケアマネージャーになるための近道といっても良いでしょう。また、認定ケアマネージャーの資格は、平成28年度からは、主任ケアマネージャーの更新研修の受講対象者にもなります。認定ケアマネージャーの資格を取得することで、「認定ケアマネージャーの会」に入会できる点もメリットといえます。
この認定ケアマネージャーの会とは、登録した認定ケアマネージャーのスキルアップを支援する組織です。実践的な支援や指導ができる人材を育成を目指しており、キャリアアップ研修やフォローアップ研修・主任ケアマネージャーとしてのスキルアップ研修なども充実しています。この認定ケアマネージャーの会に入会することで、より高度なケアマネジメント能力を身に着けることができます。ケアマネージャーとしてのさらなる向上を目指すためには、欠かせない資格であるといえます。
まとめ
高齢化がますます進んでいく今後は、介護のお仕事はさらに需要が増えてきます。認定ケアマネージャーの資格を取得することで、介護士としてのスキルアップに繋がることはもちろん、実力のある貴重な人材として活躍することも期待できます。介護士・ケアマネージャーとしてさらに上を目指していきたい人や、スキルアップをめざしていきたい人なら、取得しておきたい資格といえます。今後さらに広がっていく介護の世界で活躍するために、認定ケアマネージャーの資格に挑戦してみてはいかがでしょうか?