介護の転職
2016年06月20日
面接で気を付けたい!介護士の転職で不採用になりやすい人の傾向
介護職は売り手市場なんてウソ!?現実は不採用もあり
介護職は、転職の多い業種です。そして、常に人手不足の業種でもあります。「だから、転職には困らないだろう・・・」「就職活動がうまくいかなくても、介護なら仕事があるだろう・・・」と思っている人も多いのでは?
でも、それは大間違い。いくら人手不足の業種といっても、誰でも面接を受ければ即採用!!ではないのです。確かに一般企業よりは中途採用もされやすいし、学歴のない人が受けるにはハードルは低い分野ですね。しかし、どんなに人手不足でも、「この人は採用できないな・・・」という人が存在します。では、どういう人が不採用になってしまうのでしょうか?
こんな人は、不採用の可能性大!?
- 見た目が派手(茶髪・どぎついメイク・くだけすぎた服装)
- 丁寧な言葉遣いができない
- ハキハキと返事ができない
- 質問されたことに、明確に答えることができない
- 時間を守らない
当たり前過ぎる?でも、とても大切なことなのです。
面接時にこのどれかにあてはまる人は、不採用になりやすいですね。それは、一言でいってしまうと、信用できないから。看護師とは違いますが、看護師の常駐していない施設では、介護士が異常に気づいて適切な対処をとらなければ、入居者の命に関わってしまうのです。それ以前に、危険な行動を回避するという予測する力も必要となるのです。危険回避まではできないにしても、最低限求められるのは誠実さ、命を大切にするという当たり前の姿勢です。
このような介護士としての基本でもあるべき職業倫理の身に付いていない介護士が、最近多いのです。一つの例えとしてあげますと、川崎市の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、入居していた高齢者3人が転落死するという事件が起こったことは、全国ニュースになったのでご存知の方も多いと思います。
“デキる人”は、どの施設にいってもデキる人。こんなところで働いていられない、と思えばいつでも転職できるのです。一方、一度変な人を雇ってしまったら、簡単には解雇できません。日本は労働者の方が、圧倒的に有利な法律なのですから。最低限のラインとして、採用する側は誠実さと規則を守る人を求めています。それを面接で示すとしたら、上に挙げたように服装や言葉遣いといった、ごくごく当たり前のことになるのです。
最近多い、ゆとり世代の問題は?
ここ数年、新卒で採用されてくる新人はいわゆるゆとり世代です。この世代に問題となっているのが、まずコミュニケーション。他人・特に違う世代と会話ができなければ、高齢者と接する介護の仕事はできません。職場のスタッフとの意思疎通も図れません。もう一つ問題としてあげられるのが、自分で考えることができないこと。これはゆとり世代だけに限りませんが、自分で考えて行動することができない人が、非常に多いのです。介護は人と人との間で行う仕事です。そして、命を預かる仕事でもあります。
そのような仕事で、入居者に何か異常があったとき、「自分はどう動くべきか」を考えられないようでは、重大な事故につながります。「これは自分一人で抱えていい問題だろうか?」と考えることができなければ、上司に相談や報告もしません。これは、コミュニケーションの問題にもつながります。
介護の仕事に、学歴は必要ありません。不採用になりやすい5つのポイントを守っていれば、今までは不採用になることはありませんでした。ところが昨今では、むしろこれらのポイントよりも、コミュニケ―ションと自分で考える力を欠くために不採用になるタイプの人が多いですね。また、これらは本人に自覚がないことがほとんど。そのため、本人はなぜ不採用になったかわからず就職活動し、ようやく就職した職場でもうまくいかずに転職を繰り返すことになるのです。
さあ、あなたはどうでしょうか?ドキッとする項目が、ありましたか?