介護保険における福祉用具のエキスパート！福祉用具専門相談員の仕事と資格

介護保険のサービスの中に、福祉用具の貸与や購入というのも含まれています。たとえば手すりをつける（購入やレンタル）、介護用ベッドのレンタル、改修など、要介護者が在宅において生活しやすいように持っている知識を活用してアドバイスなどをしていく仕事です。

個々で適宜なものを選定し、相談しながら設置していく一連の仕事を行います。また定期的に利用している利用者宅を訪問し、点検や使用状況の確認も重要な仕事になります。

福祉用具貸与事業所には二名の福祉用具専門相談員を配置することが義務付けられています。資格をとるには厚生労働大臣が指定した講習会で全50時間の講義、実習を履修すると資格が得られます。試験はありません。以前は４０時間だったのが、平成２７年４月の介護保険改正により５０時間となりました。

福祉用具専門相談員はケアマネージャーや家族、福祉用具メーカーとの間に立ち連携を行っていきます。利用者の方がいかに快適に大好きな家で暮らしていけるかを陰ながらですが、支えていく重要な仕事です。