行動援護従業者養成研修
知的・精神障害者の日常行動をサポートする行動援護従業者養成研修
知的・精神障害者の日常行動や移動をサポートするための資格です。障害者総合支援法に基づいて創設され、常時介護を必要とする障害児、障害者のサービス提供に携わる人は必携と言ってもいいでしょう。
資格取得者は
- 知的または精神障害者が必要な日常行動の中で、障害の持つ困難故に起こりうる危険回避のために必要な援護
- 外出・移動に伴う介護サービスの提供
を行うことができます。
一口に「障がい者」といっても、障害の種類や度合いにより必要とされるサポートの詳細が変わります。そのため、個別の実情に合わせた調整を行えるスキルも求められます。特別支援学校職員、ボランティア活動等を目指す人に、特に向いている資格です。
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行動援護従業者養成研修の資格のメリット
行動援護従業者養成研修の資格は「今すぐ取る」ことにも、大きなメリットがあります。というのは、平成30年以降は、知的障がい者、精神障がい者の行動支援サービス提供実務に携わる人については、行動援護従業者養成研修が必須になることが確定しているからです。
必須化の期限が近づくにつれて、資格取得希望者が殺到して受講がしづらくなる可能性もあります。比較的、受講者の空きにゆとりのある今のうちに、資格を取っておくことで必須化が施行された時期には実務経験がいくらかでもある方が、就職・転職には有利といえるでしょう。
平成28年度現在の時点では、資格取得の受講要件も特になく、誰でも受講できる資格ですが、必須化されることで資格制度そのものが見直されて、受講資格や受講要件が厳しくなる可能性も考えられます。比較的短期間で取れる資格でもあり、早めに取得しておくメリットは大きいでしょう。
障がい者の行動特性を理解して直接的な支援を行う資格であるため、それぞれの障害に特徴的な行動の特性、それに伴う支援者、介助者の注意すべき点など、非常に具体的で実践的な知識を学ぶことができます。近年、ニーズの高まっている発達障害児(者)や、子どもの特別支援教育の現場でも役立つ知識・技術を身に着けることができます。
行動援護従業者養成研修の資格を取るには?
行動援護従業者養成研修の資格を取得するには、以下の3通りの方法があります。
- 地方自治体(都道府県など)の開催する講座を利用する
- 資格スクールを利用する
- 通信教育などで取得する
注意しなければならない点として、地方自治体が主催する講座の場合は、行動援護従業者養成研修単独の研修ではないところ(大阪市など)や、開催する自治体が少ない場合があることです。研修の開催情報は各都道府県の公式ホームページなどで案内がされていますので、受講を検討するなら定期的にチェックしておくとよいでしょう。
受講のみで得られる資格で、取得にかかる期間も比較的短くて済みます。資格スクールを利用した場合は、費用3~4万円程度、2~4日間の受講で取得することができるようです。
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行動援護従業者養成研修 資格取得者の声
2件の口コミ評判が見つかりました。
実際に障害者福祉の現場で働いてみると、施設内での作業はパートさんでまかなえても、施設外活動のための移動支援、日常生活行動の支援は常に人手不足です。特に、成人男性で障がいのある方では力も強く、何かあった場合は女性では対処しきれない場合もあるため、男性職員にもニーズが高いようで、この資格が強みになると実感しました。私の受講したスクールでは少人数制をとっていて、講座も理解しや救感じました。働きながら受講できたのも良かったです。
(30歳:男性 社会福祉法人勤務)
平成30年からは、行動援護従業者養成研修が障害者の移動に携わる人に必携の資格になります。そうなると受講者も増えるし、費用も上がるかもしれない、だから今のうちに取って欲しい、ということみたいです。資格を取ったおかげで、仕事の範囲も増えてその分給料もアップしました。早めに取っておいたほうが絶対、おすすめです。
(25歳:女性 福祉作業所勤務)