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移動介護従事者(ガイドヘルパー)

移動介護従事者(ガイドヘルパー)

移動介護従事者(ガイドヘルパー)の仕事

障害や高齢者が外出する際には、車イス、歩行の介助が必要になります。また、手紙の代筆や代読等相手の変わりにコミュニケーションツールの利用や、着替え、買い物等の介助を必要とします。それらをヘルプするのが移動介護従事者(ガイドヘルパー)の仕事です。福祉施設や役場のような公的施設だけでなく、旅行や買い物等の社会活動を行う時にも介助サービスを提供します。積極的に社会参加出来るようにサポートする事が主な仕事です。障害を持つ人が自らサービス提供者を選び契約できる「支援費制度」が出来るようになり、以前はガイドヘルパーと呼ばれていましたが現在は移動介護従事者と呼んでいます。視覚障害のガイドヘルパーは同行援護従事者と呼ばれるようになっています。障害を持った人のサポートは、高齢化の進む現代では需要も高いので介護資格を併せ持つ事で活躍の場が広がります。

将来性と活躍の場について

老人ホーム、在宅介護、訪問介護施設に障害者施設、医療機関で活躍の場が広がります。これらの職場では、介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)のサポートを行い、視覚障害者と全身障害者の介助を行います。同行援護事務所では、視覚障害ガイドヘルパーの配置が必要になっているので、移動介護従事者(ガイドヘルパー)の資格を取得する人が増えています。訪問介護を実施する事業者では、移動支援(ガイドヘルプサービス)を提供するようになっています。移動介護従事者(ガイドヘルパー)の資格があれば、訪問介護事業所での活躍が出来ます。また福祉施設では、日常的に移動支援を行っているので、需要の高い資格と言えるでしょう。

主な仕事の内容

障害者や高齢者の介助を安全にサポートするのが仕事ですが、個人の状態により支援内容が異なるので必要性に合わせてサービスを提供しなくてはいけません。

・代筆、代読、代話等のコミュニケーションを当人に代わってサポートします。
・食事の配膳や、食事の介助、メニューの代読に場所の確保。
・トイレや洗顔場へと移動と介助・見守り。・衣類の介助。
・椅子や車椅子への移動や姿勢の介助。
・買い物への移動やチラシの代読、支払介助。
・公共施設での移動やチケット購入の介助。

移動介護従事者(ガイドヘルパー)の資格取得

特別な試験はなく、都道府県又は地方自治体が指定する養成研修機関で、移動介護従事者(ガイドヘルパー)の研修を履修し修了証明書を授与されれば資格が取得出来ます。

移動介護従事者(ガイドヘルパー)研修内容

研修期間は3日から5日程度で、時間は15時間から20時間となります。「全身性」「視覚」「知的」「精神」の講義に演習を行います。交通機関を利用した移動演習や福祉施設による実習があります。ガイドヘルパーの資格(ホームヘルパー2級以上)を有した人は研修時間が一部免除される事があるので確認が必要です。

受講費用など

研修を行う会社や通信教育により異なります。指定講座を受講するだけで資格が取れるので、比較的安価ですみます。移動介護従事者(ガイドヘルパー)の講座を受けると50,000円程度(全身障害介助・視覚障害介助)、どちらか1講座では20,000円から3,0000円程度の講座が多いようです。ですが研修自治体により、カリキュラム内容や講座時間、受講内容が違いますので、幾つかの資料を請求して内容を確認する事が大切です。 【こんな人にお勧めの資格】 家族に障害を持つ人がいる、高齢者がいる家族が円滑な生活を送る一環として取得しています。障害者介護や高齢者介護により良いサービスを提供したいと考えている人、介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)修了の人のスキルアップにと高い技能を持つことで自分自身の生活を高めることが出来るでしょう。

移動介護従事者(ガイドヘルパー) 資格取得者の声

3件の口コミ評判が見つかりました。

オオクラ さん 資格取得者の声
★★★★★
介護の幅を広げるために取得しました
私はもともと介護職員初任者研修の資格を持っており、訪問介護施設で働いていました。その施設が新たにガイドヘルプサービスを行うことになったのですが、移動介護従事者の資格を私は持っていなかったため取得することにしました。

指定の講座を受講すれば取得できると知りましたが、研修によっては内容が変わることもあると同僚にきき、資料を取り寄せてから講座を選択しました。低価格、短時間で資格を取得でき、業務の幅も広げることができたので、取得を決意して良かったと思っています。
うまれ さん 資格取得者の声
★★★★★
ガイドヘルパーは非常に重要な仕事だと気付きました
介護職につけば飯に困ることはないだろうという安易な考えから取得を目指したガイドヘルパーの資格ですが、実際に働いてみると必要とされている仕事なんだと感じることが多く、今ではやりがいを感じています。

視覚障害者と全身障害者の介助がメインの仕事となりますが、一言で介助といっても出来ることはたくさんあります。あと1年ほど働いたら介護職員初任者研修の資格取得も目指してステップアップしようと思います。
ももこ さん 資格取得者の声
★★★★☆
両親の介護を考え取得
私は一般職で働いており介護の知識はなかったのですが、ガイドヘルパーの資格を取得することにしました。きっかけは母がけがをして、一時期ヘルパーさんのお世話になったことでした。そのときに私はこれから両親がさらに高齢になった時に、移動介護の知識が必要になることもあるかもしれないと強く実感し、取得を決意しました。実際に講座を受講してみると知らなかったことが多く、受講してよかったと思いました。将来のことを考えると両親の移動が困難になったり視力が低下したりするかもしれないので、生活を介助する助けになる知識が身につく役に立つ資格だと感じました。

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