福祉住環境コーディネーター
2015年01月19日
福祉住環境コーディネーターを取得するための勉強方法を自分の体験談で紹介
私は5年前に、福祉住環境コーディネーター3級と2級を取得しました。福祉の仕事に就く為に勉強をしていたのですが、どんな福祉の仕事に就いても、きっと遭遇するであろう住環境の問題に関して、知識を持っておくことは必要だと考え、福祉住環境コーディネーターを取得しました。
私の場合は、同時に社会福祉士の取得も目指していた為、通信教育などではなく、テキストを買い自分で勉強しました。手すりや階段、車椅子が通ることの出来る幅、建物の造りなど、基本的な事から難しいと感じる事まで、級が上がるにつれ、難しくなっていきました。ですが、きっかけがあると次々と気になるもので、祖父母の家の階段の高さや幅、トイレの手すりの高さなどが気になるようになり、ここはこうしたほうがいいのではないかと、父や母に相談したりしたこともありました。
福祉住環境コーディネーターの勉強をすると、例えば、”自立はしており尿意もあるが、尿失禁が頻繁である方” の場合の、尿失禁の種類によって、違う住環境の整え方が提案できます。その方にあった福祉用具の選定や、その方にあった住環境の提案など、誰かが大切に想う方や、もちろん自分が大切に想う方を、日常生活の危険から遠ざけ、安心して生活していただけるように出来るのです。そういう部分に、とても魅力を感じますし、答えが一つではないというところが、勉強していて楽しいと感じました。
介護・福祉の仕事全般に言える事ですが、誰かが大切に想う方々のお役に立てるという事はとても幸せなお仕事だと思います。そして、そんなお仕事に就くために、福祉住環境コーディネーターの資格を取得することは、勉強の過程だけでも、とても多くの発見が出来ると思います。