総合的にリハビリに対するニーズを提供する介護支援専門員（ケアマネージャー）

２０代後半のリハビリ職経験者です。わたしが勤務する病院は急性期の一般病院で、平均在院日数が２週間程度と患者さんの回転がとても速い病院でした。当院で手術や治療をされ、他の病院や施設に転院される方もいますが自宅に戻られる方もいます。

急性期ではご家族がいらっしゃらない患者さんなどの社会的情報を得られる手段は少なく、リハビリを行ううえで「どのくらい動ければ自宅でも生活していけるのか」といった目標が立てづらいこともあります。そのときに頼りになるのがケアマネージャーです。

患者さんの入院前の生活や介護保険などの情報、さらに家屋情報など総合的な情報を持っており、患者さんとともにリハビリに対するニーズを教えてくれます。退院後に必要となる介護サービスなどの仲介役でもあるため、リハビリ側から患者さんの入院時の状況をつたえることで、退院後の生活をより快適に暮らしていただけるようにサービス導入などのサポートしてくれるお仕事です。

リハビリと患者さんの仲介役でもあるケアマネージャーは仕事量も多く大変だとは思いますが、医療職のわたしたちにとっても頼りになる存在です。