ケアマネージャーという資格は他の介護資格と比べてそれほど年数が経っていない資格

ケアマネージャーという資格は他の介護資格と比べて、日本にできてからそれほど年数が経っていない資格です。最初のころは、日本にケアマネージャーという職業がいなかったので、そういう人をたくさん作るために、試験が行われました。つまり、「採るための」試験です。そのため、試験の合格率は高く、たくさんのケアマネージャーが誕生していきました。

ところが、近年は合格率が下がるばかりなのです。ある程度ケアマネージャーの数が増えたので、たくさん採るための試験から、ふるい落とすための試験に変わったのです。これは、あらゆる資格に言える現象なのかもしれません。介護業界の市場にたくさんニーズがあり、人手が足りない状態であればなるだけ多数の人を合格させる試験になるのでしょうが、おそらくそうではないのでしょう。

気のせいかもしれませんが、最初のほうに合格した人は、ケアマネージャーとしてのキャリアは長いのですが、「え？」という人も多い気がします。けっこういい加減というか、やる気がない人もいますし、プライドだけは高く知識や能力はイマイチな残念なケアマネージャーさんもけっこういます。

こういう人たちが大量生産されたのは初期の試験の難易度の低さかもしれません。