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認知症の初期

2017年06月20日

家族や周囲が心がけたい認知症初期の対応!進行を遅くしたり改善につながる接し方

家族

まさか認知症?自分の親などの親族が認知症になったのではないかと疑われるような言動が目立つようになった時、誰もがショックを受けるものです。でも、実は認知症を発症している本人こそ大きなショックを感じていることが多く、そのことで自尊心が傷つき感情的なダメージを受けていると言われています。そんな認知症の初期の段階から少しでも進行を遅らせるためには、周囲の家族などの人間が心がけたい対処法があります。

否定せずに肯定して受け入れる

認知症を発症すると、それまで特に問題もなくできていたことが上手くできなくなってしまう事が増えます。もしかして認知症なのでは?と周りが思い始める初期のころは実は本人もそのことを理解していて、家族に迷惑をかける事になるのではないか…などと不安に感じている事が多いと言われています。たとえ親子であっても自分の弱った姿や情けない状態を見られるのはつらい事で、本当は不安で助けを求めたいのにそれを言い出せないケースも少なくありません。

そんな状態が続くことで普段の生活の中で落ち着きがなくなったり、ちょっとしたことで怒りやすくなるなどの症状が出始めれば、周囲の人間は戸惑いを感じるのも無理のない事です。でも、認知症の初期段階だと診断されているのであれば、なるべく本人の言う事やする事を否定せずに肯定し、できるだけ受け入れてあげるようにすることが大切です。

本人のペースに合わせてあげる

認知症を発症すると程度の差はありますが思考能力や様々な動作などがこれまでと比べて明らかにペースダウンするようになります。一度にできる事が少なくなり、時間がかかったり時にはおかしなことをすることも増えています。

そんな時周囲の家族などはその分手間がかかり余計な仕事が増えてしまう事でいらだちを感じるかもしれませんが、できる限り本人のペースに合わせておおらかに接することが大切です。時には嘘をついたりすることがあっても、多くの場合それは本当に自分の記憶から抜けてしまっているから起こる事で、本人の中ではけして嘘をついているつもりはないため、なるべく怒鳴りつけたりすることは避けるようにします。

特に認知症の特徴的な症状に、最近の出来事ほど思い出しにくくなることが挙げられます。これも人によって程度は異なるとしても、何度も同じことを繰り返したりすることで、周りはイラついてしまう事が多いのですが、本人はどうして自分の話や行動で家族が怒ったりするのかわからず、自分のことを棚に上げて怒られたことだけが本人の記憶に刻まれてしまいやすくなります。

病気を理解して信頼関係を築く

認知症の初期の頃にはいわゆるマダラボケなどと言い現わされることがあったように、症状が強く出る時と正常な時とが入り混じってくることが多くなり、家族などの周りの人間は悪意があってわざとやっているのではないか、都合の悪い時だけ忘れたふりをしているのではないか…などと勘ぐってしまいがちになります。

でも、自分自身がだんだん壊れていくように感じてとても傷ついているのは他ならぬ認知症を発症している本人なので、本人が感じる恐怖心は周りの人の想像をはるかに超えるものかもしれません。そんな状態で周りの人間から強くののしられたりすれば精神的にも不安定になり症状がさらに悪化することは十分に考えられます。

大変ですが周囲の人は忘れっぽくなって同じことを繰り返したりするのは病気なのだから仕方がないのだと理解し、できる限り本人の気持ちに合わせた対応を心がける事が、認知症の進行を抑制するためにも欠かすことのできない大切なポイントになります。そうはいっても介護にあたる家族などの負担は計り知れず、共倒れになってしまうのを予防するためにも、同じ悩みを持つ人の集まりに参加してみるなど、介護者の心のケアのための対策も必大切です。