1. HOME
  2. 介護求人サイト比較介護の転職介護業界から他業種へ転職するリスク!他業種への転職が難しい理由は?

介護の転職

2016年07月14日

介護業界から他業種へ転職するリスク!他業種への転職が難しい理由は?

転職を考える介護士

社会全体の高齢化が進むとともに、需要が高まっているのが介護の仕事です。ですが、実際に仕事をする方に聞くと、「仕事内容の割にお給料が安い」「人間関係に悩みが多い」と不満を口にする方も多くいらっしゃいます。ですが、介護職から他の業種へ転職することは難しいとされています。それは一体どうしてなのでしょうか。

介護以外の資格を持っていないことが多い

介護の仕事に携わっている方の多くは、学校や仕事をしながら介護に関係する何らかの資格を持っていることでしょう。ですが、他の業種で介護の資格が活かせる仕事はなかなかありません。多少パソコンの操作ができても、今の時代、パソコンの操作ができる方は山ほどいます。一般事務を仕事として働いた経験がなければ、転職時に「パソコンができます」ということをアピールしても、あまり強みとは受け取ってもらえないのが現実です。

パートやアルバイト、事務所のお手伝いなどから正社員への登用をうたっている場合であれば、勤務後に正社員として採用される可能性もあります。ですが、募集時のうたい文句は「確約されたもの」ではありませんので、正社員として採用される可能性は低いと考えた方が良いでしょう。

介護の経験を生かせる仕事が圧倒的に少ない

介護の仕事をしていた方は、人と接することに長けている・慣れているというメリットがあります。そうした点をアピールすることによって「接客」「販売」「営業職」などには応募しやすくなるでしょう。ですが、飲食店やアパレル関係の店を見てみると分かりますが、店員さんの平均年齢は一般的な会社などよりも低くなっています。そうなると、年齢的な制限が出てくるので「長く働きたい」という思いは叶えられることが少なくなってしまいます。

パート・アルバイトとしての採用のチャンスはあるかもしれませんが、正社員として定年まで続けていける可能性は低いと考えるべきです。営業職については、年齢の制限はあまりありませんが、「成績重視」という働き方に変わる点で注意が必要です。介護職に就いていた間は、「成果」を求められることは少なかったと思いますが、営業職に就くと「成果」を求められるようになります。

決められた期間内に一定の成果が得られなければ、長く勤めるチャンスは低くなってしまいます。

他業種への転職より同業他社への転職がオススメ

今勤めている介護の現場や施設に不満があるのであれば、他の業種へ転職するよりも資格を生かせる同業他社に転職をするのがオススメです。新卒の方よりも経験・資格が豊富な方は、より転職活動が有利に進められることでしょう。自分が今不満に思っていることを解消できる、新しい介護系の職場を探す方が別の業種へ転職するよりも、楽にできることは間違いありません。

もし、介護の現場に出るのが嫌だから介護職を辞めたいという考えがあるのであれば、介護事務などの資格を取ることも方法の一つです。今までの知識を生かしつつデスクワークに携わることができますのでオススメです。また、介護事務として勤務しつつ会計などの資格を取ることができれば、さらに仕事の幅が広がっていきます。

転職先を決める際には、

  • 自分が譲れない希望条件を決める
  • 勤務のしやすさ(勤務地)で転職先を絞る
  • 介護専門の求人サイトなどを活用する
  • なるべく多くの求人情報を比較検討する

ようにしましょう。

これから先も日本では高齢化がますます進んでいくため、介護職は長く続けることができますし需要もあります。なるべく「体力的につらくない」「安定した一定以上のお給料がもらえる」という事業所で働くことがポイントになります。他業種への転職を考えるなら、少しでも今より条件の良い介護系の職場への転職を考えましょう。

➝ 複数の転職サイト登録で94%が「給料アップ」に成功!