介護職に求められる人材とは？介護・福祉の現場で大切な心構えと行動について

介護職に携わる際に求められるのは何と言っても「親身になる」という心構えと行動です。介護をする側とされる側で立場は真逆なので、「完璧に相手を理解する」ということは正直不可能なことです。けれども「少しでも分ってあげたい」という気持ちが伝わる、というのが介護あるいは福祉の世界のベースにはあります。それが「親身なる」という事ではないでしょうか？

社会の構造も複雑化の一途を辿り、変化のスピードも加速度的です。その中では「効率」=「スピード」=「仕事が出来る」という式が最優先されているような風潮がありますが、介護職の現場に於いては必ずしもそうではありません。

目の前の人とじっくり向き合い、相手が何を求めているのか？どう感じているのか？相手の視点を大切にして「継続した関わり」を持ち相手の事を知っていくことが介護ではとても大切です。

そのことが他業種でいうところの「効率」と同義になるというのが、介護・福祉の特徴であると共に、最大の魅力であると思います。目の前の人と「人付き合いの温もり」を共有しながら出来るのが介護の仕事です。