介護職員初任者研修
2015年02月05日
ホームヘルパー2級との違いとは?介護職員初任者研修の研修内容について
介護職員初任者研修は、今までのホームヘルパー2級に代わって作られた介護の入門者向けの資格です。今までのホームヘルパーが在宅の訪問介護に主眼を置いていたのに対して、初任者研修は在宅と施設、どちらでも対応できるような研修内容に置きかわっています。
時間はヘルパー2級と同様に130時間ですが、研修修了時に1時間の筆記試験が課されるようになったこと、また、施設等への実習の義務がなくなったことが最大の変更点です。通学課程と通信課程がありますが、通信課程であってもすべてを自宅学習で取得することはできません。
自宅課題で履修できる範囲の上限は約40時間と決められており、残りの約90時間は学校に通うスクーリング授業です。スクーリングでは、一部の講義と実技、具体的には食事の介助や入浴の介助、移動・移乗、寝衣の交換やベッドメーキングなどを行っていきます。
それぞれの科目については、上級資格である介護職員実務者研修、さらにはその上の介護福祉士国家試験との統一が図られており、学習の連続性が生まれ、ステップアップが今までより容易になっています。